デザイナーズ
ワンルームに住んでいたこともあるのですが、
結婚した時は目黒のデザイナーズマンションに住んでいました。
まぁ、目黒のデザイナーズを見せたくて、
今の妻を呼んだところから、トントン拍子に結婚となったので、
目黒デザイナーズ感謝であります。
その、デザイナーズマンションって意外と使いづらいのですよね。
台所は、包丁とかを入れる棚が、床まできっちり美しく設計されていまして、
すごく素敵だったのですが、なんと、意外な欠点があったのですね。
キッチンマットです。
マットを敷くとですね、開かないのです、扉が。
だから洗い物をするとお水が、、飛び散るわけですが、
なんと床がオシャレなことに無垢の木でして、
どんどん台所付近が劣化するんです。
テラスといいますか、屋上のようなところにも出られるので、
とても爽快なのですが、
お隣は海外の方だったようで、
爽快なそのテラスで毎週末になると、
バーベキュータイムがはじまるのですね、
これは週末にお客様が多い私は、睡眠不足にならないか不安でした。
幸いぐっすり寝ていたのですが。
もう一つだけ。
これは設計者がよく考えたなぁと思ったのですが、
部屋自体がちょっと台形なのです、
壁面がです。
入り口から広がっていくような部屋なのですね。
それはまたオシャレだなと内覧のとき思ったのですが、
ちょっと声を出すと、反響するのです。
やまびこの原理ですよね。
それで、その後妻(そのときはまだ籍を入れていなかったんですが)
がペットの鳥を連れてきたのです。
同棲というやつですね。
鳥は可愛いなぁ、と思っていたのですが、
そう、
響くのです、ぴぃぴぃぴぃぴぃぴぃ、、と。
家でパンフレットの文章を書いていたとき、
ぴぃぴぃぴぃぴぃ、と。
そして朝も、夜も、です。
世の中は一長一短といいますか、
うまくできているものであります。
王道ななかに、
ちょっとデザインを散りばめる、くらいが良いなぁと感じたもので、
今は割りと普通の間取り、普通のお部屋ですが、
家具に凝っています。
洋服も似ていますよね、
いきすぎても良くありませんし、
でもちょっと個性を取り入れたいですよね。