お二人の想いを実現させるオーダータキシード。こだわった想いをスーツとしてリフォーム

写真はＡ様から以前いただいたお写真で、それとはまた違うのですが、今夜は3年前にオーダータキシードをご依頼いただいた方が、タキシードからスーツへのリメイクにお持ちになられると同時に、
弟様をご紹介いただきまして、ハワイ挙式のオーダータキシード制作をご依頼いただきました。
かなり細かく打ち合わせて、微妙な紺のトーンで悩んでいらした弟様と、
最終的には好みだよねー、とさらっとした奥様が印象的であります。

男性陣は女性のような、パッと見でわかるようなデザインですとか、はっきり流行を取り入れるような世界観ではありませんから、紺色の微妙なトーン、衿の微妙な太さ、といった、本当に細部のこだわりなのですよね。
そこが仕立ての面白いところではあるのですが、紺色のトーンで悩む、というのはなかなか奥様からは理解できない世界観かもしれません。

今日一番時間がかかりましたのが、なんと、ベストの前丈の長さです。
フィッターである私と、お客様とであと1センチ上か、ということを議論しておりましたが、
ご紹介いただきましたお兄様と奥様はまったく別の話で盛り上がっておられました。

この微妙なところが大切なので、
わかりにくいのですが、完成したときにいいね、と言っていただけるためには、
細部のバランスを考えていくことが一番の仕事だと思っております。
お任せいただけて嬉しい限りです。
感謝。