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フォーマルの着こなしはなぜ白黒なのか?
パーティーや結婚式などの大切な式典では
普段とは違ったフォーマルな着こなし、装いが求められますよね。
例えば結婚式に出席するに当たって茶色の靴では品格に欠けます。
やはり靴は黒のストレートチップ。
スーツは黒などのダーク系。
ところで、フォーマルの着こなしというとなぜか白と黒がメインとなりますよね。
一体なぜこのモノトーンの装いがフォーマルなのでしょう?
実はフォーマルの着こなしスタイルが白と黒ベースの今の形になったのは
19世紀に入ってからなのです。
18世紀以前の社交界では、男性陣も女性に負けじと劣らず
彩り華やかな衣装を身にまとっていたそうです。
しかし、パーティーでの華はいつの時代ももちろん女性。
晴れ舞台に華やかな衣装を着た女性たちを引き立てるために、男性は白黒のみの着こなしで!
最大限に考慮したスタイルこそこの白と黒に統一された男性のフォーマルスタイルだったわけです。
さて、このフォーマルスタイルについては他にも様々な説があります。
ユニークなのが、
女性と違い男性たるもの衣装で勝負するのではなく、地位や身のこなし、女性のリードまで
幅広くトータルに競うため、男は同じ服装で!となったという説。
フォーマルの着こなしなどに見られるシンプルな服こそ、
素材や仕立ての違いが如実に現れるのも事実です。
女性はそういった細かい部分を見て男性を品定めしていたのかもしれませんね。