一生に一度の晴れ舞台である結婚式。

新郎として「スマートな細身シルエットのタキシード」に憧れる方が非常に多くいらっしゃいます。

特に、当店ボットーネでも圧倒的な人気を誇る定番カラー「ダークネイビー」や、深みのある「ネイビー」のタキシードには、スマートで細身のシルエットに都会的な色味が絶妙にマッチし、大人の洗練された印象を醸し出します。

結婚式場の提携ドレスショップや一般的なレンタル店を巡る中で、豊富な新婦様のドレスに比べてタキシードの着数は極端に少なく、サイズ感もそこまで合わないまま「まあ、こんなものなのかな」と半ば消去法で選んでしまうとしたら勿体ないと思いませんか?

一生に一度の大切な結婚式ですから、ウエディングドレスとのバランスや会場の雰囲気に調和した、身体にぴったりと合う美しいシルエットのタキシードが何よりも必要不可欠です。

タキシードのシルエットの設計図

ボットーネでは採寸・フィッティングの際にどんなシルエットのタキシードにするか、鏡の前でじっくり打ち合わせをしながらご提案させていただいております。

「今年のトレンドは〇〇!」「ゆったりとしたワイドパンツがトレンド!」のようにカジュアルな私服には流行り廃りがありますが、タキシードをはじめとするフォーマル服にはそういった概念はなく、立ち姿を美しく見せるためにある程度シェイプされた細身シルエットが基本にあります。

タキシードを細身シルエットにすることで、視覚的に新郎のスタイルを最大限良く見せることができますし、一生に一度の晴れ舞台にウエディングドレス姿の新婦を際立たせることができます。

この「ある程度」をそれぞれのお客様のご要望やイメージに合わせて設計していくのですが、まず、パンツは裾に向かって段々と細くなる「テーパードシルエット」をご提案することが多いです。

そして、パンツの丈は靴に少し掛かる程度の長さに設定し、膝のしぼり位置を通常よりもやや高めに設計することで、脚をより一層長く見せる工夫を施します。

これに合わせるジャケットの丈は、お尻が7〜8割ほど隠れる長さに設計し、全体のバランスを整えます。

ジャケットのウエスト位置も通常より高く設定してしぼりを効かせることで、足長効果がさらに高まります。

特にベストを中に合わせるスリーピースのタキシードでは、挙式中や披露宴でジャケットのフロントボタンを開けて着用する想定をしているため、ウエストラインを美しくしぼり込むことも重要となっています。

さらに、顔まわりの印象を大きく左右するショールカラー(丸い襟)やピークドラペル(尖った襟)の幅も、お客様の体型や骨格に合わせてミリ単位で調整を行います。

ポケットには雨や埃を防ぐフラップ(雨蓋)を付けず、シルク素材で形取った「両玉縁」仕様に徹し、ボタンも同じ素材で包む「くるみボタン」を採用することで、どこから見ても隙のない、すっきりとシンプルなフォーマル美を実現します。

前からも後ろからも、砂時計のようにくびれて見える立体的なシルエットが、ボットーネの描く理想の形です。

シングルとダブル、それぞれに求められる絶妙なウエストラインの構築

近年、急激に人気が急上昇している「ダブルブレスト(ダブル仕様)」のタキシードでも、細身のシルエット設計は極めて重要な要素です。

ダブルのスーツやタキシードと聞くと、「バブル時代の大きいシルエット」「おじさんくさい」というマイナスイメージを持たれがちですが、現代のダブルは昔のものとはシルエットがまったくの別物です。

ダブル仕様にすることで、男性らしく逞しい印象や威厳をもたらしつつ、シングルよりも体を包み込むように身に纏うため、ウエストをグッと絞り込むことで驚くほどスマートでスタイルが良く見えます。

顔のすぐ下にある襟(ラペル)の幅を広めに主張させることで、抜群の小顔効果も得られます。

ただし、ダブルブレストはサイズのごまかしが一切利きません。

ウエストにしぼりの余白が残りすぎると変に重厚感(おじさんっぽさ)が出てしまい、逆にしぼり過ぎるとフロントに余計なシワが寄ってしまいます。

この「美しく体に吸い付くような、シワの寄らない極限のしぼり」を設計し、現代的でスマートなタキシードへと昇華させるのが、フィッターの腕の見せ所です。

見た目の美しさと着心地を両立させる

このように細身のシルエットにこだわる一方で、多くの新郎様から「細いのは好きだけれど、きついのは苦手」「当日動きにくいのは避けたい」という本音のご相談をいただきます。

特に、タキシードに使用する定番生地には伸縮性(ストレッチ性)があまりない素材も多く、例えば、ウールにモヘア(ヤギの毛)をブレンドしているモヘア混生地は、キラッとした唯一無二の美しい光沢感を放ちますが、素材の特性上、伸縮性がほとんどありません。

この伸縮性の少ない素材をただ型通りに細く仕立てるだけでは、窮屈で着心地の悪い服になってしまいますので、「素材選び」と「素材を加味したシルエット作り」のふたつのバランスも考えながらご提案しております。

また、最近では各生地屋さんがウール100%でありながらストレッチ性の高い素材をリリースしていたりもします。

ストレッチ素材というと、光沢のない生地をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、タキシードにふさわしい華やかな光沢とストレッチ性を併せ持った生地もありますので、昔からスポーツをされていてがっちりしている方や体を鍛えている方にはおすすめです。

見た目の美しさと動きやすさを両立できるのは、やはりオーダータキシードだからこその強みです。

まとめ

新郎のタキシード姿がスマートに引き締まっていると、隣に立つ新婦様のウエディングドレスや鮮やかなカラードレスがより一層美しく引き立ちます。

そして、ボットーネでお仕立てする特別な一着は、大切な挙式が終わった後、襟に施しているシルク素材などを取り外し、通常のビジネススーツやご友人の結婚式に参列するための「スーツ」へリメイクすることが可能です。

身体に抜群にフィットしている細身の美シルエットはそのままに生まれ変わるため、その後の人生における勝負スーツや、ご家族の特別なハレの日の装いとして、お式の思い出と共に末永く活躍し続けます。

レンタルの「借り物」では決して味わえない、あなたを最大限に美しく引き立ててくれる運命のタキシードを仕立ててみませんか?